ねね
プロフィールページにも書かせていただきましたが、私の娘(4才)には食物アレルギーがあります。先日、初めて、大きい病院での食物負荷試験(日帰り入院)をしてきました。
試した食材は「牛乳」です。初めての食物負荷試験でわかったことをお伝えします🙂
食物負荷試験(日帰り入院)をすることになった経緯
娘の乳アレルギーの状況
生後6ヶ月の時に血液検査をして、様々な食物アレルギーがあることがわかり、その中で牛乳はクラス4でした。
こちらのブログに来てくださる方は食物アレルギーっ子のママさんが多いので、ご存知かと思いますが念の為補足しておきますと、クラスというのは、血液検査の結果、わかる指標のことでして、食物アレルギーに反応する可能性が高ければ高いほど数値が大きくなります。
0~6までの7段階あり、クラス6がMAXですので、クラス4というのはまぁまぁ高い値です。
生後6ヶ月以降も、1才や2才になった時など、節目節目で血液検査を行ってきましたが、乳に関して言えば、クラス4~5あたりをずっとさまよっている感じで、それ以上高くなることもなければ、低くなることもありませんでした。
かかりつけ医の方針で、家庭での食物負荷試験を行ったこともありますが、少量で反応が出るため、ここ1年ほどは完全除去の状態でした。
かかりつけ医への相談。大きな病院を紹介してもらうことに。
毎年4月になるタイミングで、食物アレルギーに関する書類を保育園に提出しなくてはなりません。お医者様の署名がいるので、いつもどおりに、病院へ行き、今後どのように家庭での食物負荷試験を進めていけばよいか、相談した時でした。
ねね
先生
ねね
まさに寝耳に水の状態でした。私は小麦が家で克服できたのもあり、てっきり乳も卵も同じように家で試すのだと思っていたのです。
先生
紹介状??大きい病院??
今まで、家と近くの小児科の間で行われてきたことだったのが、大きい病院ときくと一気に不安になりました。
私の娘は、それほど状態が悪いの?大きい病院で診てもらわなくてはいけないほど??
悪い方悪い方に考え、家に帰って1人になったとき、思わず泣いてしまいました。でも、冷静になって考えてみると、万が一何かが起きてしまった時、万全の体制が整っている大きな病院のほうが家庭でみるよりもよっぽど安全なのだから大丈夫!と、何とか心を落ち着かせました。
食物負荷試験で試す牛乳の量は?
ねね
私の娘は、以前、家庭での食物負荷試験を試したときに、最大で乳入り食パンを1/4程度食べられていました。お医者さんににそうお伝えすると、
先生
と言われました。0.03mlという量はとても少ない量なので、こどもの好きな飲み物(うちはぶどうジュース)で100倍希釈をして飲ませることになりました。
ですので、牛乳0.03mlですと、ぶどうジュース に混ぜて、0.3mlの量を、牛乳0.1mlですと、ぶどうジュースに混ぜて10mlの量を食物負荷試験で試すことになりました。
食物負荷試験(日帰り入院)はどのくらい時間がかかるの?何時から何時まで?
ねね
食物負荷試験って実際どんなことをするの?症状が出たら?
ねね
食物負荷試験当日 1回目摂取
事前に先生と相談をして、乳0.03mlから始めることになりました
ぶどうジュースに牛乳を混ぜて、少しずつ飲ませました。その後1時間ほど様子を見ます。娘の様子は平気そうで、
むすめ
と、ご機嫌で遊んでいました😄どうやら0.03mlはクリアなようです。
食物負荷試験当日 2回目摂取
先生
1回目摂取から約1時間後に、同じようにぶどうジュースに混ぜた牛乳を飲ませます。
娘の様子はすぐに変わることはなく、1回目のときと同様にプレイルームで遊んでいました。・・・が。
2回目摂取から40分ほど立った頃、異変が現れました。
- 顔(口の周り)が赤くなる
- 咳が出始める
咳が連続し始めた時に、これはアレルギー症状だなと思い、すぐに看護師さんに声をかけました。その後お医者さんもすぐに駆けつけてくださり、薬を服用+吸引で、何とか症状はおさまりました。
症状が出てからおさまるまで、10〜15分程度の出来事だったと思います。とはいえ、やはり娘が咳き込んでいる様子を見るのは辛く、娘の手をぎゅっと握りながら症状がおさまるのをじっと耐えました。
そんな中、やはり大きい病院で最新の設備が整った環境で、お医者さんや看護師さんがつきっきりで診てくださるのは、心強かったです。
食物負荷試験当日の病院の体制は?お医者さんは何人?
ねね
日帰りでも「入院」なので、負荷試験以外の時間はベッドの上で待機しているのですが、待機中にもしょっちゅう看護師さんが様子を見に来てくれます。こどもにも優しく声をかけてくださって、娘もとてもリラックスした状態で負荷試験を受けることができました。
また、負荷試験を始める前に、症状が出たときに備えて薬を処方しておいてくれます。実際症状が出た時も、予め処方されていたその薬をすぐ飲むことにより、対処できました。
咳が長引いた時も、すぐに吸引器具を出してくれて、しばらく吸引すると咳はおさまりました。
病院によってお医者さんの人数や、薬の処方の仕方などは異なると思いますが、私は自分の娘が「徹底管理されている」という安心感の中で、食物負荷試験を行うことができました。
食物負荷試験のときに必要な持ち物は?持っていったほうが良いと思った持ち物は?
必要な持ち物一覧
■各種入院時に必要な書類
日帰りでも「入院」ですので、入院の際に必要な書類が山ほどあります。病院によって、必要な書類があると思いますので、何が必要か、事前によく確認して、記入する必要がある箇所は忘れずに記入をして持っていきましょう。
■負荷試験で試す食材
病院より指定された、食材を忘れず用意しましょう。私は今回、試す牛乳の量が少量だったので希釈するためにぶどうジュースを持参しました。食材によって、持ち込む場合と持ち込まない場合(病院が用意してくれる)食材がありますので、事前に確認し、用意しましょう。
■母子手帳・健康保険証・乳幼児医療証
通常、小児科を受診するときと同じように、母子手帳・健康保険証・乳幼児医療証を忘れないように持っていきましょう。入院の用意でバタバタしてつい忘れてしまいそうになりますのでご注意を!
■オムツ
オムツが必要な子でしたら、忘れずに持っていきましょう。母子手帳などと同じでついつい忘れてしまいそうになります…!
■付添人の食事
病院から、持ってくるように言われはしないのですが、予め用意をして持ち込む方が良いです。私が行った病院では、こども1人に対して付添人(私)が1人と決まっていました。
こどもの負荷試験中に、そばを離れるわけにはいかないので、食事を買いに行ったり、どこかに食べに行く時間はありません。
予め購入したり、用意をして、持ち込むようにしましょう。
持っていったほうが便利だなと思った持ち物一覧
■こどもが好きなおもちゃ
私が行っている病院には、プレイルームがあり、そこに色んなおもちゃや本がたくさんありました。ですので、大きなおもちゃを持ち込む必要はなかったのですが、やはりアレルゲン食材を摂取した直後や症状が出た時などはプレイルームに行くことはできません。
ベッドの上で楽しめるおもちゃを持っていくようにしましょう。(私は折り紙、塗り絵を持ち込みました!)
■ポータブルDVDプレイヤーなど動画視聴できるもの
アレルゲン食材を摂取した直後や症状が出た時には、ベッドの上で安静に過ごす必要があります。その際に、こどもが退屈しないように、動画を視聴できるものを用意するのが良いです。
ポータブルDVDプレイヤーがあれば良いのですが、私は持っていなかったため、スマートフォンに予め動画をダウンロードしておきました。
■ティッシュ
負荷試験当日は朝9時から始まり、退院できたのは15時でした。長い時間を過ごしますので、ティッシュは色んな場面で必要になってきます。(お昼ご飯を食べる時、アレルギー症状が出て鼻水が出た時など。)
私は持っていくのを忘れて、看護師さんから数枚借りましたが…😅やはり自分が好きなときに好きなだけ使えるように、ティッシュを持ち込むのがよいですよ!
■3色ボールペン
病院によって異なると思いますが、入院手続きの書類や、食物負荷試験の説明書類など、当日記入する書類はたくさんあります。
黒色ボールペンで事足りる場合もあると思いますが、私の場合、「よく蕁麻疹が出やすい箇所を赤色のボールペンで囲ってください」という指示がありました。(病院によるんでしょうけど…)
ですので、3色ボールペンを用意しておくと安心です。当日は、お医者さんのお話、看護師さんのお話、栄養士さんのお話、など、色んな人からのお話がたくさんあったので、それをメモするためにも色分けできるボールペンが合ったほうがよいとおもいました。
食物負荷試験をするにあたって注意点は?
薬の服用はお医者さんに確認を!
私の娘は、風邪のときに咳が長引く傾向があり、喘息の薬を処方されたのですが、食物負荷試験の2日前には服用をやめるようにと指示を受けました。
食物負荷試験当日の、アレルギー症状を正確にはかるため、とのことです。
ですので、毎日服用している薬や、処方されている薬がある場合、食物負荷試験の前に服用をやめたほうが良いのか、お医者さんに相談してみてください。
食物負荷試験中、負荷試験後のこどもの様子は?
私の娘は4才になったばかりで、食物負荷試験は今回が初めてです。「食物負荷試験」というものに、怖いイメージをつけてしまってはいけないと思い、事前に、
ねね
という点を強調しました😅そして続けて、
ねね
と伝えました。娘は、
むすめ
という感じで、当日も怖がることなく、負荷試験に挑みました。
症状が出た時は辛そうでしたが、回復するまで10~15分と短かったこともあり、収まってからは何事もなかったかのようにケロッとしていました。その後も、特にしんどかったとか、病院には行きたくないとか言うこともなく、元気に過ごしています。
娘は4才という年齢だし、初めての負荷試験だったので怖がることなく挑めましたが、もう少し大きい年齢だったり、負荷試験で症状が重く出てしまったりしたら、なかなかその後負荷試験に挑戦するのが怖くなってしまう可能性もありますよね。
娘も、次回はどんな反応をするのか…。また次回の食物負荷試験が終わりましたらこちらのブログに様子を書きますね。
今後の治療方針は?
ねね
娘は、今回の負荷試験で0.03mlの牛乳を飲めることがわかりました。お医者さん、栄養士さんいわく、食べられる量があるなら、食べられる量だけ食べ続けてください、とのことです。
数年前までは、アレルギーの疑いがあれば完全除去!という方針だったそうですが、最近ではアレルギー症状を緩和させるために、少しでも食べられるなら食べ続けた方がよい、という方針だそうです。
栄養士さんから、牛乳が0.03ml飲めたら、この食材をこれだけ食べられるよ!という食材を教えて頂きました。
⬇詳しくはこちら⬇
その食材を基本的に毎日摂取し続けながら、牛乳についてはしばらく様子を見ることになりました。
娘は卵アレルギーもありますので、次回は7月に卵の負荷試験をすることになりました。卵は少量でもアレルギー症状が出ており、大変心配ですが…。病院の体制を信じて、私も覚悟を決めて、卵の負荷試験に臨みたいと思います。
食物負荷試験をして何が変わった?
ねね
と感じました。私の娘は0.03mlだったら牛乳が飲めるんだということがわかり、その量だったらどんな食材が食べられるのかを教えて頂きました。乳製品が完全除去だったのが、少量摂取になり、食べられる乳製品が増えたことは、私達家族にとって大きな大きな一歩でした。
娘はまだ卵、ピーナッツ、そばアレルギーがあります。すべての食材の克服をめざすには長い長い道のりですが、1つ1つの食材を試していき、いつか娘がすべての食材を食べられるようになることを願い、娘とともにゆっくりと歩んでいこうと思います🙂
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