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食物アレルギーがある我が子は、何よりも非常食の確保を重要視しています。アレルギーがある子は配給品が食べられない可能性があり、食料品を確保しておかないと、命に関わるからです。
私は小学生の時に阪神淡路大震災で震度7を経験し、被災しております。その経験から、防災用品を揃えておくこと、非常食を蓄えておくことの重要性を肌で理解しています。
ただ、食物アレルギーの非常食については知識が乏しく、どういった食材を用意したら良いのか迷いました。私と同じように食物アレルギー対応の非常食について悩んでいる方に、私の被災経験から考えてオススメするアレルギー対応非常食をご紹介しますね。
非常食を用意するときの重要なポイント
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水・火を使わないで食べられるものか
私は自身の被災経験から1番ここを重視しています。阪神淡路大震災の時、私の地域は震度7を観測し、我が家(マンション)は傾き、半壊認定(その後取り壊し)になりました。周囲の木造一軒家はすべてぺしゃんこに潰れ、道路は割れ、電柱は倒れて車の通行もままならない状態でした。
そんな状況なので、勿論ライフラインも完全にストップ。私の記憶では、電気が復旧するのに1~2週間程度、ガス・水道が復旧するのに1〜2ヶ月程度かかりました。
災害時、水は自分の命を繋げてくれるものなのでとても貴重です。実際に被災したら、水が手に入ったとしても飲料水として取っておきたくなるでしょう。
火はガスボンベ、コンロ等の器具があれば使用可能ですが、地震で家が潰れてしまうと取り出せなかったり、ガスコンロ自体が潰れて壊れてしまう可能性もあります。マッチやライターなども同様ですし、マッチの残り火なんかは大規模火災に発展しかねないので私はとても使う気にはなれません。
なので我が家では、「水」「火」を使わないで食べられるものかどうかをポイントに非常食を用意しています。
食器がなくても食べられるものか
私が被災した時は、もちろん食器棚が倒れて、食器類はすべて粉々になりました。また、紙皿などの物を取りにいこうとしても、窓が割れ、ガラスの破片が飛び散っており、足に怪我を負う危険性があったため、完全に安全性が確認されるまでは何も取りに行けませんでした。
ですので我が家では、食器類がなくても、封を開ければすぐに食べられるものかどうかをポイントに非常食を選んでいます。
簡単に封を空けられる包装になっているか
缶詰めでも、缶切りがないと空けられないタイプであったり、強い力がないとあけられなかったりすると、いざ被災して食べる事になった時に意味がありません。他にも、防災セットをネット注文して、届けられたダンボールごと保管しておいた場合、いざ、ダンボールを開けようとしてもハサミがないと空けられない!なんてことになったり…。
とにかく、被災した時に、簡単に空けられるような包装になっているかどうかはよくチェックしてください。
長期保存できるか
非常食は非常の時に使うものなので、頻繁に使用するものではありません。日頃の蓄え、という観点で考えると、長期保存できた方が好ましいです。
私は5年程度保存できるものを基本に用意し、それでも足りない時には1年程度保存できるものを加えて、用意しています。
何日分用意しておくのが良い?我が家の考え方
これは被災した経験のある私の考えなのですが、孤立状態から救出されるまで、あるいは避難所が開設されてある程度落ち着きを得るようになるまでを3日間と想定して、3日分の食料を蓄えています。
この3日間は緊急事態と考えていて、【緊急非常食】を用意しています。緊急非常食とは、水も火も電気も使わないで、何の道具も必要としないで食べられる非常食のことです。
そして、先日のエピペン講習会でお医者さまがおっしゃっていたのは、
食物アレルギー児は非常食を1週間分は用意してください
とのことでした。やはり通常食に比べて配給スピードや量がどうしても劣るんでしょうね。
なので我が家では、水・火を使わないで食べられる緊急非常食を3日分、水・火などを使用して食べる通常非常食を4日分程度蓄えることにしました。
すべて水・火を使わないで食べられるものを用意できたら良いのですが、私が調べたところ食物アレルギー対応の商品はそんなに種類が多くなく、1週間分すべて用意しようと思うと味に飽きてしまう可能性があります。
被災時に味なんて…と思うかもしれませんが、私は孤立状態から脱することさえできれば、食べ物の味や温かさも非常食においてとても重要な要素だと思っています。
ですので、緊急事態を脱した残り4日分は、味も重視した通常非常食を用意することにしました。
我が家が常備してる食物アレルギー対応非常食はこれだ!(水・火 不使用)
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石井食品 非常食セット
※特定原材料7品目不使用
私はこの非常食セットに出会った時に、私が探していたのはまさにこれだ!!と思いました。私が緊急非常食を用意する際に重要視しているポイントをすべて抑えている商品です。
画像出典元:http://shop.directishii.net/lp/hijosyoku/
我が家ではこちらのセットを3日分用意しています。(※特定原材料7品目は不使用ですが、残り20品目は不使用ではありません。大豆や豚肉などが使用されている食材もありますので、どのアレルゲンが含まれているかよく確認してご購入ください。)
井村屋 えいようかん
※特定原材料27品目不使用
こちらの項目でも少しお話しましたが、我が家では非常食を用意するにあたって、味も重視しています。甘い物が食べたい時もきっとあるはずです。
こちらの商品も水・火は使わないで食べられますし、5年間の長期保存が可能なので、オススメですよ😄
1年保存のおかずを数種類用意
石井食品 プチミートボール
※特定原材料7品目不使用
辻安全食品 レトルトおかず豚肉とごぼう煮込み
※特定原材料7品目不使用
辻安全食品 さわらの味噌煮
※特定原材料27品目不使用
私の娘(卵・乳・そば・ビーナッツアレルギー)が被災した時に、食べ物で特に困るのがおかずです。白ごはんはみんなと同じものが食べられても、おかずは同じものが食べられない可能性が高いです。
できれば3~5年ほど保存できるものの方が好ましいのですが、水・火も使わないで長期保存できるものがなかなか見当たりませんでしたので、1年保存ですが、このようなおかずを数種類、備蓄しています。
こちらのおかずを用意しておくと、旅行にでかける時や、手作り料理を休憩したい時にも使えますので、非常食も兼ねている日常保存品という考えでストックしています。
通常非常食(水・火 使用)(おやつ)をご紹介!
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アルファフーズ 美味しい防災食
アルファフーズの美味しい防災食シリーズは「生き延びる食事ではなく、生き返る食事」をコンセプトに作られています。緊急事態をある程度脱した、「通常非常食」にはぴったりの、美味しく食べられる非常食です。(こちらの商品はアルファ米を使用しておりますので、水かお湯が必要になります。)
アレルギー対応非常食9種類セット
※特定原材料27品目不使用
美味しい防災食1食分お試しセット
※特定原材料7品目不使用
(※特定原材料7品目不使用ですが、残り20品目(小麦、大豆、豚肉など)は使用されていますので、原材料をご確認の上ご購入ください。)
美味しい防災食 特定原材料27品目不使用おかず
娘に小麦アレルギーがあった時は、「これも小麦入り…これも小麦入り….」と、原材料を見ては落胆する毎日でした。特定原材料27品目不使用のおかずもご紹介しておきますね。
ホワイトシチュー
※特定原材料27品目不使用
さつまいものレモン煮
※特定原材料27品目不使用
食物アレルギー特定原材料不使用セット
※特定原材料27品目不使用
尾西食品 ライスクッキー
※特定原材料27品目不使用
今までご紹介した非常食を用意頂ければ十分かと思いますが、このようなおやつが少しでもあると、お子さんも喜ばれると思います。 5年の長期保存が可能です。
日頃から食物アレルギー対応非常食の見直しをしよう!
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です。各地で大きな災害が起こった時には、用意しなくちゃ!と思うのですが、普段の生活のなかでは、なかなか備蓄品のチェックをする機会がありません。でも、食物アレルギー児の場合、それが命取りになりかねません。
こちらの記事を読んで、よし!非常食、見直してみよう!と思って頂けたら幸いです😄
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