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妊娠・出産して「社会的マイノリティ(少数派)」になった話

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こんにちわ。フリーランスママのねね(@nene__hot)です。

今日は「社会的マイノリティ(少数派)」について考えてみます。普通の生活をしていた私が、ある時から「自分は社会的マイノリティ(少数派)になった」と感じました。その理由と社会的マイノリティになって思うことをつらつらと書いてみました。

私が「社会的マイノリティ(少数派)」になったきっかけ

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私が「社会的マイノリティ(少数派)になった」と感じた瞬間は2つあります。

1.妊娠・出産して「ママ」になった時

それまで私は自分を「社会的マイノリティ」だと思ったことは1度もありませんでした。裕福ではないけれど、普通の一般家庭で育てられ、教育も十分受けることができ、無事に就職することができました。

「営業」として採用された私は、男性と同じように朝から晩まで働き、大企業相手にプレゼンをし、契約をし、時には失注して、仕事仲間と泣きながらお酒を酌み交わす普通の一般社会人でした。

ですが「妊娠」をすると一気に全ての生活が変わりました。

つわりで動くことができなくなった時、「スーパーに行くことができない」人がいることを知りました。

お腹が大きくなった時、通勤で電車を使うしかないのに「(満員)電車に乗れない」人がいることを知りました。

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「出産」をするとさらに自分が「マイノリティになった」と感じます

大量出血で内蔵もボロボロで夜泣きで寝不足だった時「助けを求めたくても求められない(自分の中の限界を超えすぎて助けの声をだすこともできない)」人がいることを知りました。

保育園の送迎で、雨が降る中、レインカバーをかけたベビーカーとお昼寝用布団と仕事カバンを持って通勤していた時、「タクシーを使いたくても使えない」人がいることを知りました。

育休復帰後、「時短」で働く私は、朝礼や残業中の会議、飲みニケーションに参加することができず、会社の事情が分からなくなり、「疎外感を感じる」人がいることを知りました。

私はどうしてこうなってしまったのだろう。妊娠・出産してこうも変わってしまうだなんて…と思うと同時に、今まで自分はどれだけ恵まれた環境にいたのか、マイノリティの人達の声を私もその他大勢の人と同じく全く聞いていなかったのだろうと思いました。

2.娘が「食物アレルギー」だと分かった時

私の娘には食物アレルギーがあります。卵は0.1gしか食べれず、牛乳は0.03mlしか飲めません。それ以上摂取してしまうと、「アナフィラキシー」を起こし、最悪死に至ります。

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娘が食物アレルギーだと分かると更にマイノリティな人々の気持ちが理解できるようになります

娘が1才過ぎてご飯を食べられるようになった時「外食をしたくてもできない人」がいることを知りました。

娘の肌荒れがひどかった時「プールに入ることが許されない人」がいることを知りました。

3才になり幼稚園の入園を考えた時「(アレルギーが原因で)入園を断られる人」がいることを知りました。

小学校入学が目前になり「給食」について調べた時「毎日お弁当を持ってこないといけない人」がいることを知りました。

社会的マイノリティ(少数派)が社会的マジョリティ(多数派)から受ける声

私自身が妊娠・出産した時も、娘が食物アレルギーだと分かってからの生活の中でも、社会的マジョリティから受ける声は同じでした。

 

「自分達の生活に合わしてくれ」

 

「あなた達の生活に配慮するなんてできない」

 

「あなた達に合わせるだなんてそれは自己中心的であなたのわがままだ」

 

 

 

…私は好きで社会的マイノリティになったわけではない。

社会的マイノリティはどうやって前を向いて生活していけばいい?

私は社会的マイノリティである限り、社会的マジョリティには勝てないと思います。「声の数」というのはでかい。では社会的マイノリティはずっと社会的マジョリティの生活に合わせないといけないのだろうか?

私達社会的マイノリティができることは「社会的マジョリティ」の人達に「お願い」の姿勢を見せることだと思う。「私の意見を聞いて!」と声をかけると「何で聞かなきゃいけないんだ!」と拒否される。

だから…

「申し訳ないのですが、こういう立場のもので、こういう事情があるので、できればこうして頂きたいのですが……」とお願いをする。

この「お願い」も実に無駄な労力だなといつも思う。何で下の立場にならなくちゃいけないのか、と。でもこの姿勢を見せない限り「マジョリティ」が耳を寄せてくれることはない。「あなたのわがままなんて聞きたくない」というスタンスで、耳を寄せることすらしてくれない。

「お願い」に疲れてしまったら、「社会」を変えていく行動を自分が取るしかないと思う。それこそ政治家になったりNPO団体を立ち上げたり…。そこまでする力がないのなら、やはり「お願い」が1番良いのだと思う。それが社会的マイノリティが生きる術だ。

「社会的マイノリティ」の生活に疲れている人へ

私自身、生活をしていると「社会的マイノリティ」だなと感じる場面があるのですが、こんな私よりももっともっと辛い立場にある方もいらっしゃると思います。

何でこうなってしまったのだろうと思いませんか?私は私の人生を歩んできただけなのに、なんでこんなにも社会から拒絶されるのか。なぜ、社会は話を聞いてくれないのか。

もう…疲れちゃいますよね。私も疲れてます…!!!社会への憤りを毎回毎回募らせてる。

でも、きっとあなたは「弱者」の気持ちが分かる人になっています。「マジョリティ(多数派)」しか経験していない人よりも、もっと広い視野で物事を見ることができるようになっているはず。

だからきっと、あなただからこそできる「サービス」や「商品」があるだろうし、あなただからこそできる「活動」がある。

今は自分の思いを伝えられるツールが発達しているので、その思いを「Twitter」「インスタ」「Youtube」で表現していくのも良いと思います。そうやって少しずつ声をあげていくことも1つの方法です。

でもあなたの「心」が壊れてしまったら意味がないので。

まずはあなたと同じ境遇の人やあなたのことを真に理解できる人を探してみましょう。中々見つけられないという思いも分かります。

私もリアルな生活の中では見つけられませんでした。でもSNSだと見つけられるなんてこともあります。ご自身がご病気なら、SNSで病名で検索すると同じ境遇の人が見つけられるかもしれないし、Webサイトで患者会を検索すると、同じ悩みを抱えている人とリアルで繋がれるかもしれません。

まずはあなたの「心」を癒やしてくれるような「人」を見つけてみましょう。

私は社会に何かしら憤りを感じているのですが、まだ何も行動できていないチキン野郎です。(チキン野郎って今でも言うw?伝わる?)いつか何か行動を起こすかもしれないし、別に行動を起こさなくてもいいかなと思います。

普通に生活できればそれでいい。

その「普通の生活」を手に入れるために、人と話したり、調整したり、お願いしたりして生きていこうと思います。

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